アーチェリーに用いられる弓の種類について

アーチェリーはご存知の通り遠くの的めがけて矢を放つ競技ですが、実はアーチェリーで使われる弓は一種類ではありません。

ちょっとマニアックな話になってしまいますが、今回はアーチェリーに用いられる弓の違いについて紹介したいと思います!

狙い撃ち

リカーブボウ

日本のアーチェリーで最も普及されている弓が、リカーブボウです。リカーブボウはハンドル、リム、スタビライザー、サイトから成り立っています。

ハンドルは弓本体の真ん中部分、リムは弓本体の上下の部分のことです。

スタビライザーとは弓の振動をなくし安定させる棒のことで、スタビライザーがあると弓を引きやすくなりバランスも良くなるため道具が長持ちします。

サイトは照準器のことです。競技によってはサイトを付けないで行うスタイルもあります。

リカーブボウは大きく分けて「ワンピースボウ」と「テイクダウンボウ」に分かれています。

ワンピースボウとはハンドルとリムが一体化されている弓のことで、テイクダウンボウはハンドルとリムが別の部品からできている弓のことを指します。

リカーブボウで言うと、現在はテイクダウンボウが一般的に使われています。ちなみにオリンピック競技に使用されているのはこのリカーブボウです。そのためオリンピックスタイル、フリースタイルなんて呼ばれることもあります。

射手は引き手をあごの下に付けて放つローアンカーが一般的です。道具が多く複雑なため、いきなりリカーブボウで矢を放つことは困難です。長距離を打つのに適していて、最長で90Mも離れた的を狙います。

ベアボウ

ベアボウはリカーブボウと使用する弓は同じものの、弓の構成がハンドルとリムだけというタイプです。道具がシンプルなため初心者でも簡単に扱うことができます。

短距離の競技に適していて、矢先を狙いに合わせて打つのが一般的です。

距離は5~50mの距離で使用されることが多いです。

射手は引手を頬骨の下に付けるハイアンカーが一般的です。

アーチェリーのクラブではまずこのベアボウから始めるところが多いです。

アーチェリーの基本がベアボウで、サイトやスタビライザーを付けたらリカーブボウに、外したらベアボウになると思ってもらって大丈夫です。

コンパウンドボウ

コンパウンドボウは上記の二つとがらりと変わり、リリーサーという減を放つための道具を使って矢を放ちます。その際、スコープサイトという狙いをつける道具を的に合わせます。弓の両端に滑車がついていて、弓を引く際にこの滑車を回します。そうすることによって、他の弓より少ない力で遠くまで矢を放つことができるのです。

しかし扱いづらく、固定するのに一苦労なため、使い方を覚える前に使用してしまうと矢が明後日の方向に飛んで行ってしまうなんてことがあるので気を付けてください。

世界的に一番普及している弓で、リリーサーを使用するためリカーブボウに比べて的中精度は高いです。

弓道

弓道とアーチェリーは全く異なる競技のように見えて通ずるところが多数あります。道具に至っては、弓道もアーチェリーも本質的には同じです。決定的な違いと言えば、弓道で使われる和弓は基本的には弓と弦しかなく、スタビライザーやサイトがないことです。

またアーチェリーは左右両手用の弓があるのに対し(右利き、左利きのどちらでも対応可能)、和弓は左手で弓を持ち、右手で弦を引く左手用の弓しかありません。

ルールでも弓道の場合試合中引き戻しが許されず、矢を落とした場合は失格となってしまいます。

実は昔アーチェリーを洋弓と呼んでいて、全日本弓道連盟が「洋弓部」として管理していました。しかし世界選手権に出場した和弓選手が惨敗したなどの理由で全日本アーチェリー連盟に国際アーチェリー連盟の加盟権を譲渡したことにより、二つの連盟が別れることになりました。

弓の値段の相場について

さてアーチェリーをやろうと思ったら次に気になるのが料金ではないでしょうか。

あくまでざっとした価格ですが10万円から20万円程度です。

練習用でいいのであれば4~5万程度で足りますが、その弓では試合には出られません。